お部屋を素敵な空間へと変身させてくれるペンダントライト。おしゃれな照明器具として人気のアイテムですね。
しかし実際にペンダントライトを買ったはいいものの、「思ったよりも暗くて失敗した」と感じている方もいるのではないでしょうか?
もしくは、ペンダイトライトが欲しいけれど「ペンダイトライトは暗い」という声を聞いて買うのを躊躇している方もいるのではないでしょうか。
今回はペンダイトライト選びで失敗しないためのポイントや、明るくするための対策を紹介していきます。ペンダントライトで悩んでいる方は必見です!
ペンダントライトが暗いと感じる理由
@soooumam
ペンダントライトは、あたたかい光でお部屋の雰囲気をあげてくれますよね。しかし、実際に生活をする上では「少し暗いな」と感じる人も多いはず。
そもそも、なぜペンダントライトは「暗い」と感じてしまうのでしょうか。
シーリングライトと比較すると照射範囲が狭いから
シーリングライトと比べると、ペンダントライトはシェードから放たれる光の範囲がとても狭いです。
シーリングライトはお部屋のどの場所にも均一に光が届くよう作られています。
それに対してペンダントライトは、小さなシェードから放たれる範囲の光の雰囲気を楽しむ照明器具です。
その「限られた範囲の光」がおしゃれで人気なアイテムなのですが、照射範囲が狭いため結果的に「暗い」と感じてしまいます。
他の照明と併用すること前提で作られているから
@t_cheeeee
実はペンダイトライトは、ペンダイトライト単体でお部屋を照らすアイテムではなく「他の照明器具と併用」することを前提で作られています。
ペンダントライトの照明は、部分的に明かりを灯すもので、お部屋に明るさと暗さを作り出すことで雰囲気を出すのが魅力の照明器具です。
よってお部屋に必要な明るさを出すためには、他の照明と併用しなければなりません。
ペンダントライトに使われるのはほとんど電球色の電球だから
一般的にペンダントライトには、「電球色」というオレンジ色のあたたかみのある色の電球が使われます。
シーリングライトでよく使われる「昼白色」や「温白色」を限られた範囲を照らすペンダンライトに使うと、「眩しすぎる」と感じてしまうためです。
また、ペンダントライトで使われている「電球色」は、実際のワット数やルーメン数よりも暗めに感じられることも、「暗い」と感じてしまう原因に繋がります。
ペンダントライトは特定の箇所を明るく照らすもの
@einleiserton
上記のことからわかるように、ペンダントライトは特定の箇所を明るくするものです。他の照明器具と比べると照射範囲が狭く、他の照明と併用することを前提で作られています。
よって、ペンダントライト単体で使おうとすると「思ったよりも暗い…」と感じてしまう人が多いのです。
ペンダントライト選びで失敗しないためのポイント
@cafe202_home
ペンダントライトは、お部屋全体を明るくするのには不向きだということがわかりました。
よって、「暗すぎる」と感じないようにするためにも、ペンダントライトを選ぶ際にはそれを踏まえた上で選ばなければいけません。
ここからは、ペンダント選びで失敗しないためのポイントをいくつか紹介していきます。
部屋の広さにあった明るさを選ぶ
一般的に、お部屋の照明に適した明るさの目安はワット(W)で表すと、「部屋の畳数×30W」と考えられています。
よって、広さ別のおおよその明るさの目安は
・4畳~6畳 →100W~180W
・6畳~8畳 →180W~260W
・8畳~10畳 →260W~340W
・10畳~12畳 →340W~420W
・12畳~14畳 →420W~500W
・14畳~16畳 →500W~580W
・16畳~18畳 →580W~660W
・20畳~22畳 →660W~740W
となります。
同じペンダントライトを使っていても、お部屋のサイズによって必要な明るさが違ってくるので、自分のお部屋の広さに対するワット数をあらかじめチェックしておきましょう。
どのように照らしたいのかを考える
@mgm_cozy
ペンダントライトをどのように照らしたいのかによっても、選ぶべきペンダントライトは変わってきます。
例えばシチュエーション別だと、寝室で消灯前に点ける優しい照明、食事をする際の照明、作業スペースに必要な明かりを灯す照明など、生活シーンにより必要な明るさはそれぞれで変わってきます。
ペンダントライトを置く部屋で何をするのか、どのくらいの明かりが欲しいのかなどを事前に考えることが大切です。
光を透過するデザイン・素材を選ぶ
同じ明るさの電球を使っていても、ペンダントライトのデザインによって光が浸透しやすいものがあります。
例えば、電球をしっかり覆う傘のようなシェードのペンダントライトと、電球がむき出しのペンダントライトでは、電球の明るさが同じでも照射範囲が違ってくるので、お部屋全体に与える明るさは大きく異なります。
また、シェードの素材選びも一つのポイントです。
シェードをガラスにすると、電球の光が全方向に放たれ明るくなり、アイアンなどの透けない素材にすると光の照射範囲が狭く、暗くなってしまいます。
ペンダントライト単体での明るさが欲しいなら、光が浸透しやすいデザインや素材を選ぶようにしましょう。
ペンダントライトの明るさ対策
@sangonohana
ここまでペンダントライト選びで失敗しないための方法を紹介してきましたが、ペンダントライトを購入した後に「あれ?思ったよりも暗い…」と気づいてしまう方も多いのではないでしょうか。
ここからは、購入した後でもお部屋を明るくするための対処法を紹介します!
できる限り明るい電球につけ替える
電球には「ワット」で表す明るさや電球の色の違いなど、種類がたくさんあります。よって、ペンダントライトを購入してしまった後でも、電球を明るいものに替えることで明るさを調整できます!
電球を付け替える場合は、自分のお部屋の広さの目安となる明るさと、照明の最大消費電力を確認するようにしましょう。
ソケットを分岐させて複数の電球をつける
ソケットに一つの電球をつけている場合、ソケットを「分岐ソケット」に繋げて複数の電球にすることによって、明るさを増やすことができます。
電球が二つのタイプや三つのタイプなど種類も多くあるので、自分の部屋にあった明るさに調整可能です!
ダクトレールを取り付けて複数のペンダントライトを併用する
@maco.room
ダクトレールは、天井に照明器具を取り付けるためのレール状の器具です。 レールの内側に電流が流れているので、照明器具をいくつか併用して使うことができる便利なものです。
よくおしゃれなカフェなどでダクトレールを見かけますが、ダクトレールを使って複数のペンダントライトを吊るせば、見た目がおしゃれなだけではなく、明るさもしっかり確保できるのでおすすめですよ!
置き型の照明などを追加する
ここまで紹介した方法でも暗くなってしまう場合は、置き型の照明器具と併用し、照明器具の個数自体を増やすことをおすすめします。
テーブルランプやフロアライトはおしゃれなデザインが豊富なので、ペンダントライトと合わせてコーディネートするのも素敵ですね!
まとめ
@pamho_me
ペンダントライトは雰囲気のある明かりを演出してくれるアイテムですが、お部屋全体を照らすには不向きなので「暗い」と感じてしまいがちです。
しかし、選び方をしっかり押さえておけば、お部屋に必要な明るさを確保でき、ペンダントライトのある素敵な生活を楽しむことができます。
ポイントを押さえてペンダントライトを選び、素敵な空間作りを目指しましょう!