植木鉢や土がないからと、観葉植物を育てるのをあきらめている方はいませんか?そんな方には見た目も爽やかで、インテリアとしても楽しめる水耕栽培がおすすめですよ。
水耕栽培とは土を使わずに観葉植物を育てる方法で、室内でも簡単に育てられたり、害虫がつきにくいといったさまざまなメリットがあります。
今回は水耕栽培のメリットやはじめ方、おすすめの植物を紹介するので、興味がある方はぜひ挑戦してみてくださいね。
おしゃれなだけじゃない!水耕栽培のメリット
水耕栽培は見た目のおしゃれさだけではなく、さまざまなメリットがあります。
土耕栽培と比較して、どのようなメリットがあるのかチェックしていきましょう。
室内で育てやすい
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水耕栽培は、自宅にあるコップやペットボトルからでもはじめられる手軽な栽培方法です。
室内の小さなスペースでも育てやすい方法になります。
外で育てると、天気や気温など気を付けるべき点がたくさんありますが、室内で育てる水耕栽培はそういった点を気にすることなく育てられます。
虫がつきにくい
土を使わない水耕栽培は、虫がつきにくいというメリットがあります。
害虫は土に含まれる有機物を求めて発生するので、水耕栽培することで殺虫剤などを使用せずに管理できるのです。
観葉植物を育てるにあたって、虫が発生することをネックに思っている方もいるかと思うので、これはうれしいポイントですね。
根っこの成長を楽しめる
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水耕栽培は、ぐんぐんと大きくなっていく根っこの成長が楽しめるのも、土耕栽培にはない醍醐味です。水耕栽培は成長過程が早いので毎日違った姿が楽しめますよ。
また成長過程を楽しむだけではなく、根っこの状態を日々確認できるので、根腐れやカビなどの早期発見ができ元気な植物を育てやすい育成方法でもあります。
水耕栽培におすすめな観葉植物
ここまでは水耕栽培のメリットをご紹介しました。
次は、水耕栽培におすすめな観葉植物をご紹介します。
育て方のポイントも一緒に説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パキラ
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濃いグリーンの葉っぱがお花のように広がるパキラ。インテリアのアクセントにもなるかわいらしい植物です。
パキラは耐陰性があり、室内でも丈夫に育ちます。日光をよく好むので日当たりの良い場所で育ててあげてください。日があまり当たらない場所の場合は、定期的に日光浴をすれば大丈夫ですよ。
水耕栽培の場合は、まめに水を交換し新鮮な水を与えてあげましょう。
ポトス
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鮮やかなグリーンとアイボリーの模様がかわいらしいポトス。水耕栽培にするとより爽やかで涼し気な印象になりますね。
ポトスはたっぷりの水を吸収しぐんぐん成長していくので、こまめに水換えを行う必要があります。定期的に水切れを起こしていないかチェックしましょう。
根腐れに注意しながら、新鮮な水を与えるようにしてくださいね。
ガジュマル
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太くねじれるような根っこが特徴的なガジュマル。独特なフォルムが魅力的でインテリアとしてしっかりと存在感を放ちます。
ガジュマルは室内でも育てやすい観葉植物ですが、エアコンなどの風を直接あてると傷んでしまう可能性があるので注意が必要です。
水をあげすぎると根腐れしてしまうため、3日に1回程度で状況にあわせてお水をあげてくださいね。
モンステラ
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切れ目のような模様が入った大きな葉っぱが特徴のモンステラ。ツヤのある濃いグリーンの葉っぱは、まるで南国にいるかのような雰囲気を放ち、華やかさがあります。
モンステラを育てるときには直射日光が避けられる場所で育てましょう。中の水が高温になってしまうと葉の元気がなくなってしまう可能性があります。
水が減らなくても、長い時間同じ水だと菌が繁殖するのでこまめに水換えしましょう。
水耕栽培のやり方は?
水耕栽培のメリットや適した植物については理解できたと思いますが、実際にどうやって水耕栽培をはじめたらいいのかと悩んでしまう方もいらっしゃいますよね。
そこで次に、水耕栽培のやり方をご紹介していきます。
水耕栽培に必要なものを準備する
水耕栽培をはじめるために、まずは必要なものを準備しましょう。
用意すべきものは水耕栽培用ポットと液体肥料です。おすすめの商品をご紹介するので参考にしてみてくださいね。
水耕栽培用ポット
水耕栽培が簡単にできるフラワーベース。ガラスでできているため、水耕栽培の醍醐味である根っこの成長を見届けられます。
受け皿がついており、水の取り換えなどお手入れがしやすい作りなのがうれしいポイントです。
クリア、ブルー、グレーのカラーから選べ、どれも清潔感のある色味で爽やかに水耕栽培を楽しめますよ。
液体肥料
こちらの液体肥料はあらゆる植物、育て方に対応しているオールマイティな肥料です。
水耕栽培では養分が不足しがちになります。それを補うために、植物が吸収しやすい成分で構成されています。
このハイポニカ液体肥料を使って育てると、成長スピードも早く、葉の色づきやツヤがよく元気に育ってくれますよ。
水耕栽培したい観葉植物の根っこの土を水で洗い流す
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水耕栽培をはじめるためのものが揃ったら、次は植物の準備をしましょう。
水耕栽培をしたい植物を決めたらまずは土から取り出します。根っこが切れないように優しく取り出し根っこをほぐします。その後は、根っこについた土を軽く洗い流しましょう。
入れ物に肥料と水を用意する
根っこについた土がきれいに取れたら、次は水と肥料を準備しましょう。
用意したポットに水と液体肥料を入れていきます。
水耕栽培は水の量が大切です。水は植物の根っこの先がつく程度がベスト。根っこ全体や茎がつくほど入れると量が多すぎるので注意しましょう。
液体肥料は養分が多く含まれるため、与えすぎると植物は元気に育ちません。しっかりと商品の規定の量を守って肥料をあげてくださいね。
観葉植物をセットする
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ここまできたら、あとは植物をセットして完了です。
お気に入りの植物をこだわりのポットに入れて水耕栽培を楽しんでくださいね。
水耕栽培する際の注意点
最後に、水耕栽培を行う上での注意点をご紹介します。
丈夫で元気な観葉植物を育てるためにはしっかりと注意点を守って、水耕栽培を楽しんでくださいね。
水の温度に注意する
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水耕栽培では水の温度に十分注意しましょう。
窓際など直射日光が当たるところで育てていると、知らぬうちに水温が上がってしまいます。
水温が高すぎると、菌が繁殖したり、うまく養分を吸収できず成長が妨げられたりする可能性があります。夏など日差しが強い日は特に注意が必要です。
根っこは完全に水には浸さない
水耕栽培で上手に植物を育てるためには水の量も重要になってきます。
水が少ないとたくさんあげないとという気持ちになりますが、根っこが完全に水に浸っていると水の量が多すぎます。
水が多すぎると、酸素不足になり十分な酸素が取り入れられず、丈夫に育ちません。
水の量は根っこの先端が浸る程度で、水量には十分注意しましょう。
毎日新鮮な水に入れ替える
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土の代わりに液体から栄養を取り入れる水耕栽培では、新鮮な水を確保する必要があります。長時間水を変えないとカビが生えてしまうこともあります。そのため毎日新鮮な水に入れ替えてあげましょう。
その際、根っこを傷つけないように優しく扱ってくださいね。
まとめ
水耕栽培のメリットややり方、おすすめの植物をご紹介しましたが、いかがでしたか?
水耕栽培は見た目のおしゃれさだけではなく、初心者でも育てやすい、虫がつきにくいといったうれしいメリットがあります。
土を使って観葉植物を育てるのは大変そうと思っている方も、まずは水耕栽培から挑戦して、おしゃれにグリーンを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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