観葉植物のなかには、あまり見かけない珍しい種類があり、王道な観葉植物とはまた違った魅力があります。
しかし、レアな観葉植物は生育環境が限られているため、「育てるのが難しい」と思っている方も多いですよね。実はポイントを押さえることで、誰でも上手に育てられるんです。
今回はそんな珍しい観葉植物のおすすめや、育て方のポイントをご紹介していきます。
希少価値の高いレアな観葉植物をぜひお部屋に取り入れてみてください。
珍しい観葉植物とは?
珍しい観葉植物といってもピンときていない方もいるかもしれませんね。
レアな観葉植物はなかなか手に入らないため、希少価値が高く人気が高まっているんです。
市場で良く見かける観葉植物と違って、珍しい観葉植物にはどのような特徴があるのかみていきましょう。
生育環境が限られている
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レアな観葉植物の特徴に、生育環境が限られているということがあります。
日本の市場に出てこない観葉植物は、海外で生息するものが多くあります。
アフリカや南米の植物は、日本の気候では元気に育てるのが難しいためあまり流通しません。
そういった生育環境が限られた植物は必然的に珍しい種類となり、ホームセンターなどには出回らず希少価値が高くなります。
量産されていない
日本の気候では育つことが難しい種類は、日本で量産することが困難です。そのため少数しか市場に出回りません。
さらに、レアな種類のなかには絶滅危惧種に指定されている植物もあり、そもそもの数が減っており貴重な存在となっている植物もあるんですよ。
このような理由から量産されずに、珍しい種類の植物が存在しています。
気軽に購入できない
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生育環境が限られていたり、量産されていないことから、なかなか身近なお店でレアな観葉植物を見かけることがありません。
そのため、なかなか気軽に購入できない状況になってしまいます。
珍しい観葉植物が欲しいという方は、通販や専門のショップなどで探してみると、お探しの種類が見つかるかもしれません。
珍しい観葉植物10選
珍しい観葉植物は、見慣れないフォルムやめずらしいお花を咲かせる種類もあります。
ここからは、普段見かけないレアな観葉植物をご紹介します。
それぞれの特徴とあわせて育て方も一緒にチェックしてくださいね。
コウモリラン
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大きく垂れ下がる葉が、コウモリの羽のように見えることから「コウモリラン」と呼ばれています。
木の幹に着生するシダの仲間です。鉢に植えられていたり、コケに着生したりとさまざまな形で販売されます。
コウモリランは室内でも育つ丈夫な植物です。
熱帯地方に生息しており、日光を好みますが、直射日光にあたると葉焼けをしてしまう可能性があるので注意してください。
また湿気に強いので、水やりはたっぷりの水を与えるようにしましょう。
吊るしたり壁掛けにしたりすることで、力強い葉をより魅力的に見せることができますよ。
アルブカ・スピラリス・フリズルシズル
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細長い葉っぱがくるくると丸まったフォルムが特徴的なアルブカ・スピラリス・フリズルシズル。
紫外線を浴びることで葉が丸まっていく、ちょっと変わった植物なんです。
アルブカ・スピラリス・フリズルシズルは、日照不足になると葉が丸まらず特徴的なフォルムにならないため、日当たりが良い場所で育ててあげてください。
また、夏は休眠期に入ります。水をあげすぎると休眠に入れないので、水やりのしすぎには注意が必要です。
ジャボチカバ
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ジャボチカバはブドウのような実を付けるのが特徴です。また、かわいらしい白い花も咲かせます。
他の植物と違い、ジャボチカバは幹に直接お花や実を付けるのが特徴で、独特な実のなり方がインパクトがあります。
ジャボチカバは日光を好むため、日当たりのよいところに置きましょう。
実がなりだしたころに水不足になると、ポロポロと実が落ちてしまうためこまめな水やりも必要です。
ユッカ・アロイフォリア
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1本の太い幹から上向きに葉がなるユッカ・アロイフォリア。なめらかな曲線を描く幹も特徴的なフォルムです。
ユッカ・アロイフォリアは耐陰性があり、室内でも丈夫に育ちます。
ただし、日照不足になると葉に元気がなくなるので、定期的に日光浴をさせてあげましょう。
乾燥に強い特性もあり、水をあげすぎると根腐れを起こす可能性もあるので注意してくださいね。
フレボディウム・オーレウム・ブルースター
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長く伸びる葉が成長していくにつれ、ちぢれた形になっていくのが特徴的なフレボディウム・オーレウム・ブルースター。涼しげな印象を与えてくれます。
光に当てると青みがかった葉が鮮やかさを増し、お部屋のアクセントとなるためインテリアとしても人気です。
フレボディウム・オーレウム・ブルースターは耐陰性があり、初心者でも比較的育てやすい種類になります。
寒さが苦手なので、日の光がたっぷり当たる場所で育ててあげましょう。
月下美人
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月下美人はサボテンの仲間で多肉植物です。成長すると写真のようなキレイな白い花を咲かせます。
お花は夏から秋にかけて咲き、強い香りを放つのが特徴です。
月下美人は高温多湿を好むので、お部屋の温度調整や水やりをこまめに行いましょう。
一般的に月下美人の花は年に1回しか咲かないとされていますが、丈夫な株に育てば年に何度も咲かせるようになります。
愛情をたっぷり注いで育ててあげてくださいね。
ボトルツリー
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膨らみのある根元から、細長い幹が伸びるボトルツリー。
野外で自生するボトルツリーは20m程の高さまで成長するとされ、観葉植物でも大型のものが多く流通しています。
葉っぱも特徴的で、笹の葉のように細長く繊細な見た目をしており、美しい形状がインテリアグリーンとしても人気です。
耐陰性があり、室内でも丈夫に育ちます。直射日光やエアコンの風があたると葉が痛む可能性があるので注意してください。
ポトスエンジョイ
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爽やかなグリーンに、アイボリーの模様のような柄が特徴的なポトスエンジョイ。
ツタが長く伸び、吊るしても、垂らしてもおしゃれに飾ることができインテリアとしてのバリエーションも豊富です。
ポトスエンジョイは、ポトスと同様に耐陰性が高く丈夫な植物です。日光を浴びることでぐんぐんと成長します。
空気中の水分を好むため、水やりのほかに葉水をあげると元気に育ちますよ。
ミルキーウェイ
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リビングや寝室などにおいてもおしゃれな雰囲気になるミルキーウェイ。くすんだような葉の色がインテリアになじみます。
ミルキーウェイは日照不足になると、徒長してしまい葉に元気がなくなってしまいます。
そのため日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
時折、長くなりすぎて重さに耐えられず葉っぱが下を向いてしまうため、バランスを見ながらカットしてあげてください。
ディスキディア
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厚みのある小ぶりな葉っぱがかわいらしいディスキディア。ツタが長く伸びるため、鮮やかなグリーンで空間を彩ってくれます。
ディスキディアは日光を好むため、窓際などの日当たりの良いところで育ててあげましょう。
寒さには弱い性質のため、冬には室内温度を調整してあげてください。
乾燥には強いので、水のやり過ぎにはくれぐれも注意してくださいね。
珍しい観葉植物を育てるポイント
ここからはレアな観葉植物の育て方のポイントをご紹介していきます。
珍しい観葉植物は育てるのが難しいと思われがちですが、ポイントをしっかり押さえてお世話をすることで上手に育てられますよ。
生育条件をしっかり確認し、環境を整える
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品種によって、日光を好むのものや湿気に弱いものなど、元気に育つための条件はバラバラです。
特に海外に生息している植物は、日本の気候との違いをチェックし、育て方の注意点を確認しておく必要があります。
生育条件をしっかりと確認し、ご自宅でも責任をもって育てられる環境を整えましょう。
正しい頻度で水やりする
水やりで注意すべき点は、水やりの頻度と量です。
基本的には、土の表面が乾いたタイミングで、鉢底に水がたまるほどのたっぷりの水を与えましょう。
ただ種類によっては、乾燥に強く水やりの頻度が少なくてすむものや、水をあげすぎると根腐れを起こしてしまうものもあります。
特性に合わせて正しい頻度で水やりを行うようにしましょう。
肥料で成長を補助する
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基本的に観葉植物は肥料を使わなくても育ちますが、なかなか元気に育たない場合には肥料を使って成長をサポートしてあげてください。
肥料は個体でも液体でもお好きなタイプをチョイスし、適度な量を与えるようにしましょう。
肥料を与え過ぎると、栄養が多すぎて負担になってしまうので注意してくださいね。
まとめ
今回は珍しい観葉植物の種類と、育て方のポイントをご紹介しました。
レアな観葉植物は生育環境が限られており、育てるのが難しそうな印象がありますが、しっかりとポイントを押さえれば上手に育てられます。
ちょっと変わった観葉植物だからこその個性的なフォルムや育て方を楽しみながら、グリーンでお部屋を鮮やかに彩ってみてはいかがでしょうか。
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